ピーチボーイリバーサイド
冒険 / 怪異 / 異能
原作は『小林さんちのメイドラゴン』や『小森さんは断れない!』などヒット作を多数抱えるクール教信者先生。作画はヨハネ先生。
昔話『桃太郎』を題材として、平和な王国のお姫様・サリーが日本の少年・ミコトとの出会いをきっかけに旅に出るファンタジー冒険譚。
ほのぼのとした空気感からは想像し難い血みどろのバトルや女の子のサービスシーンが繰り広げられるギャップがまた熱い作品ね!
放送時期 | タイトル | 話数 |
---|---|---|
2021年 夏 | ピーチボーイリバーサイド | 全12話 |
日本の昔話を題材とした正統派の冒険ファンタジーと見せかけて、実はエログロシーン満載という斬新な世界観。登場人物それぞれの裏の顔を考察する楽しみもあるわ。
オープニングテーマは音楽グループQ-MHz(キューメガヘルツ)がボーカルとして和楽器バンドの鈴華ゆう子さんを迎えて作成された「Dark spiral journey」。
本編で描かれる残酷な展開に対する切なさと強さが、疾走感のあるリズムで表現されていて毎回熱くなったわ~こういうちょっとダークなアニソンね、縁ちゃん大好物。
歌詞の途中で息継ぎがあったり、二番のAメロに独特な変則があったり、一見シンプルに見えて実はすごいトリッキーな曲だから是非フルで聴いてみて!
また、鈴華さんは本編でアトラ役の声優も担当されているからチェックしてみてね♪
原作のクール教信者先生は巨乳の女の子にとても拘りのある方。見所はやっぱりサリーのパイスラね。パイスラ=パイスラッシュとは、肩掛け鞄のベルトが胸の間を通ることでより大きさが協調される現象のこと。女の子からすると、まさかそこを性的な目で見られていたとはって感じる盲点なのよね笑
キャスト編成では、普段ピュアで天真爛漫な女の子を演じることが多い東山奈央さんがクールな男の子の役に抜擢!普段とは違った東山さんの魅力を感じることが出来るわ♪
キャラクター名 | キャスト | 所属事務所 |
---|---|---|
サリー | 白石晴香 | トイズファクトリー |
ミコト | 東山奈央 | インテンション |
フラウ | M・A・O | イエローキャブNEXT |
ホーソン | 増田俊樹 | トイズファクトリー |
キャロット | 戸田めぐみ | ケンユウオフィス |
犬 | 斉藤次郎 | ケンユウオフィス |
ミリア | 峯田茉優 | ヴィムス |
ウィニー | 戸松遥 | ミュージックレイン |
皇鬼 | 平川大輔 | フリー |
轟鬼 | 村井美里 | アイムエンタープライズ |
ジュセリノ | 久保ユリカ | ステイラック |
アトラ | 鈴華ゆう子 | イグナイトマネージメント |
オンエア版と時系列版
スタッフインタビューによると、アニメ化にあたって監督の上田繁さんとシリーズ構成の大知慶一郎さんが議論した結果、時系列をシャッフルして展開することになったそうよ。
つまり、アニメオリジナルの順番でオンエアされ、それを原作の時系列に戻したものがdアニメストア限定で配信されていた「時系列版」ということ!
シャッフルを行った理由は、原作が未完結でそのままアニメ化すると中途半端な形になってしまうのではないかという懸念と、サリー・ミコト・フラウと主要人物が多い中で、あくまで主人公はサリーであるということを強調させるためだったとのこと。
確かに時系列版の冒頭は「ミコトが田舎の王国を訪れ、外の世界に憧れる王女・サリーと出会う」という話だし、タイトルからしても桃太郎のモデルとなった吉備津彦尊(きびつひこのみこと)と関連のあるミコトが主人公と考える人もいるかもしれないわ。
オンエア版と時系列版の順番を整理するとこんな感じよ!
話数 | オンエア版 | 時系列版 |
---|---|---|
第1話 | 元姫と卯人 | 姫と桃 |
第2話 | 鬼と人間 | 元姫と卯人 |
第3話 | サリーと岐路 | 鬼と人間 |
第4話 | 姫と桃 | 種族と居場所 |
第5話 | フラウと吸血鬼 | 理想と現実 |
第6話 | キャロットとミリア | 決意と別れ |
第7話 | 種族と居場所 | フラウと吸血鬼 |
第8話 | 仲間と仲間 | キャロットとミリア |
第9話 | ミコトとミコト | サリーと岐路 |
第10話 | 戦禍と恨み | 仲間と仲間 |
第11話 | 理想と現実 | 戦禍と恨み |
第12話 | 決意と別れ | ミコトとミコト |
色を付けたところは続きものでシャッフルする必要がなかった部分ね。
第一話が「ミコトとサリーの出会い」から「サリーとフラウの出会い」に変更され、主人公がサリーであることが協調されているわ。
順番を変えている関係上、時間が飛んだり戻ったりするんだけど、それを強く実感するのは第三話「サリーと岐路」かな。第二話「鬼と人間」の衝撃のラストから時系列版第九話の比較的明るい話まで時間が飛ぶのよ。こういった見せ方に対して自力で脳内に「〇〇年後」みたいな字幕や「回想シーン突入」のエフェクトを描ける人は違和感なく楽しめるんじゃないかしら!
比較すると、オンエア版はサリーの意思決定に関わる話を後回しにして外堀の話から展開させた感じだと思うわ。サリーをメインに立たせる見せ方が一貫しているわね。
第一話「元姫と卯人」のワンシーンでサリーが屋台のタコを見て自分が巨大なタコの触手プレイに遭う場面を回想するんだけど、ここは時系列版の第一話「姫と桃」を観てないと、咄嗟に回想と分からず唐突なサービスシーンに感じるかも。
そのシーンまでのサリーの振る舞いや世界観的に有り得ない話だけど、私はえっちな漫画の読みすぎで変な妄想をするようになっちゃった子かな?って突っ込んじゃったわ(;^_^A
まぁ、そんなこんなで、煩悩に溢れる私は深く考えずに楽しめる時系列版で観てたんだけど、今回オンエア版で視聴し直して、あえて時系列をシャッフルした制作スタッフの意図を読み解いていくのも楽しいと思ったわ!
以上、アニメ『ピーチボーイリバーサイド』の観る順番でした!原作はまだ配信サイトで連載中だから、今後も色んなの解釈を楽しんでいきましょ♪
どもども!火売縁ですっ
2021年の夏アニメ『ピーチボーイリバーサイド』はオンエア版と時系列版の2種類が配信されていたの。今日はその違いを整理するわね!